乗り越えた(ぎりぎり)

なんとか5時に起床。

頭が目覚めるまでに少し時間がかかったあと準備。

そして宿を出る。

徒歩で釜山駅へ移動。

切符を入手してホームへ。

この改札がないシステム大丈夫なん?無銭乗車できまくりな気がするけど(車内改札も降車時改札もなかった)。

ともかく6時のKTXに乗車。

混むから予約しとけ、という指示が事前に学会からあったんで行きの分は予約しといたけど、さすがにこの時間はぜんぜん混んどらん。

車内ではプレゼンの最終シミュレーション。

で、45分ほどで東大邱駅に到着。

可能な限り徒歩移動を心がけるわたくしは海外でもやっぱり徒歩移動を試みることに。

こういうまったく見知らぬ土地では出だしの方位が重要になってくるんで入念に地図と太陽の位置を確認してから出発(大邱の街の道路はいわゆる碁盤目状ではなくぐちゃぐちゃ。持っていたのはgoogle mapの印刷したやつなので文字がハングルで読めない)。

10分ほどあるいたところで正しい方位であったことを確信。

あとは地図を見つつ黙々と歩いて行く。

途中の草むらでちょっとカメムシ探ししてみたけど見つからず。

今日も暑くて汗かきながら歩く。

町並みというか雰囲気がちょっと那覇に似てる気がする。

30分ほど歩いて会場の建物が見えてきたところで一安心。

ぜんぜんセミが鳴いとらんな、と思っとったんやけどこのあたりから急激にやかましい鳴き声が聞こえてくる。

木を見上げて一匹見つけたらクマゼミ系な感じ(後で調べたところスジアカクマゼミっちゅうらしい)。でも鳴き声はぜんぜんクマゼミと違っとって、やかましい、としか表現できん。

会場のまわりにはうじゃうじゃおった。

会場に入って受付。

Preview roomでプレゼンファイルのチェックをしようかと思ったけど混んどったんでやめ。

猛烈に空腹なんで会場内のコンビニでオニギリを買って朝飯。

そのあと気を取り直してプレゼンファイルのチェック。

8時からのお偉いさんトークはパスして会場内をうろうろしとるとぽつぽつと日本人の知り合いとお会いして、挨拶して。

学会の要旨集はCDに収められたものを渡されるわけやけど、最近はみんなCDドライブのついてない軽量パソコンを持ち歩いとるから学会期間中は見れん人が多そう。じきにUSBで渡される時代になるんやろか。

9時からはシンポジウム。

とりあえず自分がしゃべるシンポジウムとは違う部屋で聞き始めたものの、自分とこの部屋におった方が良いかも、という気がしてきたんですぐに移動。

で、発表を聞くんやけどあいかわらずネイティブの人たちの英語はほっとんど聞き取れまへん。

画面見てなんとなくの内容を把握するのみ。

コーヒーブレーク、

なんやけどコーヒーもらえる場所が少なくって長蛇の列。

なので水ブレーク。

Bugs30分後に引き続きシンポジウム。

写真はサシガメ類などの系統分類で有名なCWさん。

もうちょっと大御所的な年齢を想像しとったんやけど、それよりもずっと若かった(失礼)。

でもってなぜかシンポジウムの大トリが自分の発表。

今回はかなり入念につぶやきシミュレーションをしたんやけど、それでも演題に立つと舞い上がっちゃってダメですな。

思惑通りにしゃべれんかったところが3カ所ほど。

そして例によってQ&Aタイムはほとんど聞き取れませんでごめんなさい状態。なさけないけどこれが今のわたしの力であります。

ともあれなんとか乗り切った、と思ったらシンポ終了後にこちらに寄ってくる外人3名。どうやらまだまだ解放してくれなさそう…

一人目。時間かかったけどなんとか質問の意味を理解して、あちらも納得する答えが返せたような気がする。

二人目。まったく聞き取れず。最後は、もうええわ的なリアクションで去ってった(すんません)。

三人目。ぐったり気分のこちらを見てニヤニヤしながら「君のトークはまだまだ終わらないよ〜」みたいなこと言われて、もう誰か助けてな気分。しかしこの方はゆっくりしゃべってくれて、研究を褒めてくれたり、アイディアを提案してくれたりでええ感じやった。こちらからはほとんど何も返せずで申し訳ない。

ようやく解放されて放心状態で会場をふらつく。

疲れたし眠いしなんでさっさと釜山のホテルに戻ろうか、思い始めたけど昼飯だけは食って行くことに。

知り合い達に合流して会場の近くで冷麺を食う。残念ながらいまいちな味。

午後にも少し会場をうろうろしたのちここで今回の学会は終わりにすることに。

また徒歩で東大邱駅へ。

カメムシ探ししながらの予定やったけど暑さで萎えてもうてほとんど探さず。

駅で切符を買うのに一苦労。

自動券売機で現金購入しようとしたけどお金を入れるところがわからない。

とりあえず中断して他の人が買っとるのを観察。

どうやらさっき使っとった機械はクレジットカード専用な模様(英語でも良いから書いといて…)。

気を取り直して別の機械で購入を試みる。

しかしお札を入れても戻ってきちゃう。向きを変えてもお札を変えてもダメ。どうなっとるんですかこれ。

現金を消費したかったんやけど、やむなくカードで買うことに。

しかし今度はエラーになる。二枚持っとるカードのどちらで試してもエラー…

これは自動券売機はあきらめて窓口にチャレンジするか、と思ったところで隣の機械で買っとったおっちゃん見たらすいすいとお札を投入しとるんで、その後ろに並んでみることに。

今度はちゃんとお札が入っていって無事購入。

もうなんか汗だくのよれよれ。

自動券売機がたっくさんあって、こちらにはそれほど人が並んどらんのに窓口にはけっこう人がならんどるのは皆さん機械をあまり信用しとらんということ?

日本の機械はすんごい高性能なんでしょうな。

ホームに降りて椅子に座って電車を待ちつつプレゼンの一人反省会。

そのあと乗車して移動。車内では爆睡。

釜山についた後、土産を探すべく街をふらつく。

しかしすぐに疲れ果ててもうて目的を達することなく宿に入る。

なんとかぎりぎりで乗り越えたけど明日からはまた別の戦いが始まるわけです。

とりあえず明日の朝ちゃんと起きねば。