こいだ

今日も9時からしか研究所には入れんのやけど5時前に目が覚めてもうた。

とりあえずテレビで状況をチェック。

朝飯食ったあとしばらくうとうと。

まだ時間があったんで部屋の掃除なんかを始めてしまう。

8時になって自宅を出発。

ガソリンないんで初のチャリンコ出勤。

寒い。

昨日の夕方に行列ができとったガソリンスタンドに今朝も行列ができとる。

スタンドが開かれるペースは確実に上がってきとるんでこの近辺のガソリン問題はもう一息のところまできとるんやろうと推測。

ちょうど30分くらいで研究所に到着。じんわりと汗。

ゆるやかな下り坂のところが多かったんで思っとったよりも楽やったけど。

帰りはちょっとしんどくなるかも。

メール書きなどのこまごまデスクワークをこなしてからムシ世話を開始。

ここ数日はばたばたと最低限の作業だけで済ませとったけど今日はじっくりと時間をかけて。

飼育部屋はまだ水道が使えん。

途中で研究所のミーティング。

少なくとも来週いっぱいは9~17時しか研究所におれんらしい。

まあそれはしゃあないにしても連休中は完全に入構禁止というのは困る。

ということで特別措置をお願いする。

朝の始動時間が遅いと午前はあっというまに終わってしまう。

コンビニオニギリで昼飯。

午後もムシ世話の続き。

完了後、お次はClカメムシのエサやり。

ようやく始めた飼育実験やったけど今後に血が確保できるかどうかわからん。

確保できたとしても今の状態で新しい飼育実験を進めていくのは精神的にも体力的にも厳しい。

ということで無期限で中止することに。

エサやりは半分だけにして残りは明日やることに。

指先は血でべたべた。そばに水道がないのはいろいろと不便。

ミーティングのあと飼育部屋の片付けを済ませて退室。

風が強くて朝よりも寒く感じる。

微妙な上り坂に加えて向かい風の中チャリンコをこぐ。マスクつけとるからメガネはくもるし、かなり苦しかった。

なんとか自宅のそばのスーパーにたどり着く。

太ももぱんぱん。

カメムシ用のきぬさやとゾウムシ用のニンジンを購入。

自分用の野菜ジュースは品切れ。

寒さか花粉かわからんけど鼻たれ状態で帰宅。

基礎生物学研究所では「緊急の共同研究」というものを始めたらしい。

これは画期的ですばらしいことやと思う。

生物学以外でもかなりの数の被災研究者がいるはずなので他の大学・研究所でも同様の受け入れを検討してもらいたい。

特に大学院生は限られた期間で成果を出さねばならんのやから、その期間を被災生活に費やしてしまうのはあまりにもかわいそう。

あかん、テレビ見とったらまたいろいろと気になってきて、不安になってきてしまって何も手につかん…

加えてチャリンコ通勤の疲れからかやたらに眠い…

福島の水族館では施設維持のための燃料が切れたため22万匹の生物を諦めなくてはならないらしい。

飼育員の無念を考えると胸が痛い。

自分もすべてのムシ達を諦めなきゃいけない時がくるかもしれない。覚悟はしとかねばならんのか…

今日も夜に大きい地震が続いて不安。