また降られた

夜明けとともに始動。

いちおう晴れとるがにわか雨ありとの予報。気温は昨日よりやや低め。

宿を出てすぐのところで車が2台激しく衝突事故しとる。まだ6時前なのだが野次馬がかなり集まっとった。

朝飯を食ってとりあえず西海岸側の道路を北上。

名護市の北部から東側に横断。さらに北上して今度は西側に横断。

それぞれの横断中に車をのろのろと走らせて、めぼしい植物を見つけたところで車を止めて、ムシを探す。

本島北部の横断道路はそもそもあまり交通量は多くなく、朝のこの時間にいたってはほとんどゼロなんであまり後ろの車を気にしなくていい。

KC氏が欲しいと行っていたPgカメムシが数匹採れるがこちらのターゲットは全然採れず。

ちょっと焦って来たんで一気に最北部の国頭村まで北上して気合いを入れて探し始める。

とりあえずCoカメムシを数匹発見。しかし子育てを終えたメスばかり。いちおう3匹採っておいて南下しながらさらに探す。

Dsc01957m事前に情報集めといた通り、ここらへんはアカメガシワが圧倒的に多い。

2時間ほどうろうろすることで産卵前と思われるメスがけっこう採れた。

アカメガシワの実の発達具合にかなり大きな株間のばらつきがあって、実がまだあまり熟していない株を狙えばいいようだ。昨日見ていた本島中部の株は全部実が熟しきっとったんでダメやったんやろう。

なぜ北部ではばらつきが大きいのかはわからん。

ところでこのカメムシ、実験室で飼っとるときは気がつかんのだが、外で見とるとけっこう飛ぶ。寄主植物をじっと見とると時折、ぶーんと1匹飛びたってまた戻ってくる。

ばかでかいカメムシなんで飛んどる姿はなかなか迫力がある。

Coカメムシを採り終えた後は何カ所か見つけた小さい原っぱで網振る。めずらしいもんは入らんかったが今日も数種を確保。なんとか午前中に最低限の目標に達することはできた。

中部まで戻って他の種を探すか、と東側に山を降りて海を見ながら南下。

しかし予報通りだんだん雲が出てきて、ちょうど中部にたどり着いたあたりでぽつぽつと降り出し、そして昨日同様数分で一気にどしゃ降りに。

ちょっと止まって天気の進行具合を見守る→ちょっと車を進める、の繰り返しでたらたらと南下していくが雨はいっこうにおさまらず、これは今日もダメそうやなあ、といった感じ。これはにわか雨とは言わんやろう。

結局そのまま那覇まで南下。那覇では豪雨に加えて雷も鳴っとる。

やること完全になくなってしまったんでコンビニの駐車場に車とめて、車の中でムシの整理と荷造り。

あとは空港で時間をつぶすか、ということで車を返して空港へ。

今回はマイルの特典航空券やったんで便の変更ができるとのこと。それはすばらしい、と2便前の飛行機に変更。

出発まで30分ちょいやったんでばたばた飯食って搭乗口へ。途中、バケツを持ってふらつく北の某氏を目撃。あちらも採集やったようだ。

15時55分の飛行機で出発、しかしトラブルでなかなか飛び立たず、20分ほど遅れる。

機内で爆睡。で、18時半に羽田到着。半袖やと寒いくらいに気温低い。

荷物を受けとって19時半のバスに乗ってつくばに戻る。

研究室に着いてメールチェックしたらT大のSD氏から、某学会でシンポを企画せよ、との指令が。あまり気が進まんのだが承諾。

ムシ世話、採ったムシと留守中に送られてきとったムシの処理をしてよれよれ帰宅。

市役所から書類来とったが3回読んでも意味がわからん。ばかでもわかるマンガ付きにしてくれ。