午前中は晴れててええ感じやったのに午後からは曇り。
ここんところデスクワークばっかで悶々とする日々だったが今日はちょっと実験。
KCくんのカメムシも共生細菌のゲノムシークエンスやりますか、ということでその準備段階であるゲノムサイズの推定を試みることに。
こいつはゲノムサイズがでかいのは間違いないんで、なかなかうまくいかんのやろうなぁ、と早くも不安になりつつサンプルの調整と泳動用バッファーの準備を。来週から電気泳動する予定。
など進めながらも午前のムシ世話も同時進行で済ませて昼飯。
明日の一般公開展示用に、できればいろんな種があった方が良い、との指令やったので、構内と洞峰公園でめぼしをつけておいた2種を採集。写真はそのうちの一種Seカメムシの幼虫。
普通に臭い。
その後は今日もひたすらに論文書きのための文献読み。
あまり集中できずでちんたらと進める。
とりあえずコレ。
Pannebaker et al. (2007) Parasitic inhibition of cell death facilitates symbiosis. PNAS 104, 213-.
期待していたような議論はあまりされていない。
前も似たようなこと書いたけど、結局じゃあその細菌は何が違うのさ?というところを問いつめたくなってしまい、最後はやっぱりゲノムな話になってしまう。
ということで、
Akman et al. (2002) Genome sequence of the endocellular obligate symbiont of tsetse flies, Wigglesworthia glossinidia. Nature Genetics 32, 402-.
Foster et al. (2005) The Wolbachia genome of Brugia malayi: Endosymbiont evolution within a human pathogenic nematode. PLoS Biology 3, e121.
Wu et al. (2004) Phylogenomics of the reproductive parasite Wolbachia pipientis wMel: A streamlined genome overrun by mobile genetic elements. PLoS Biology 2, e69.
などゲノム関連の論文をちらちらと。
マクロ畑で育った研究者がゲノム学、細菌学、細胞生理学な話を簡単に理解できるわけがないやろ、
と逆切れしたところで力つきる。
うーむ、軽くクリアできるやろと思って書き始めたこの論文だが、実は非常に手こずるんじゃないかという予感。
帰宅。
雨降ってやがる。
徐々に強くなったのか、それとも北上するにつれて強くなったのか、
とにかく濡れて到着。