吠えられた

予定通りの早起きで6時すぎに出勤。でも眠い…

研究室に到着後すぐにムシ世話を開始。

余裕で間に合うやろうと思ってだらだら進めとったらけっこうぎりぎりになってしまって最後はばたばた。

なんか忘れとりそう、と不安になりつつ8時すぎのバスでつくばを出発。

車内では最新のNumberを読む。ベテラン選手特集。

サッカーのゴールキーパーは35歳を過ぎてからが楽しいらしい。

研究者は何歳くらいのときが一番楽しいんかな?

高速は混んどらんくて1時間ちょいで羽田に到着。

羽田空港も節電のため照明を減らしとってややうす暗い。

でもまったく不便はない。今までが明る過ぎただけ、ということがよくわかる。

10時半の便に搭乗。

今回はほんとうは11時台の便を予約しとったんやけど、それが欠航になってしまって一つ前の便に振り替えられてもうた。

べつにそれで困ることはぜんぜんなかったんやけどサービスでクラスJのシートにしてくれた。

クラスJは初めてやったけど、まあ1,000円払ってまで座るもんでもないなというのが正直な感想。

機内でまたNumberを読む。

アントラーズの小笠原選手の記事は涙無しには読めない。

3時間弱で那覇空港に到着。

便の変更によって乗り継ぎ待ち時間が1.5時間ほどできてしまったんで、いったん搭乗ロビーから出て、てびちそばで昼飯。

ぐだぐだと過ごしたあと搭乗ロビーに入り直して15時前の便で出発。

機内ではひたすら寝た。

で、初めての与那国島に到着~。

日本最西端の島であります。

何とも言えないこじんまりとした感じに楽しみが詰まっとりそうで、石垣とも西表ともぜんぜん違う魅力を感じますなあ。

こんな小さい島の空港でも預け荷物の受け取りはターンテーブルがちゃんと回る。ちなみに乗客は15人だけなんやけど。

昨年行った屋久島空港はやっぱりかなり特殊なんですな。

曇り空やけど、雨はなんとか大丈夫そう。

空港から徒歩で宿へ向かう。

少し距離があるけどムシを探しながら。

Chabane空港を出て5分も経たぬうちに昨年奄美でお目当てカメムシを採ったクロミオキナワスズメウリを発見。

近寄ってみると実もええ感じで熟しとる。

実を重点的に探していくとお目当てカメムシの幼虫がちらほら。

これは成虫もおるに違いない、とくまなく探したらやっぱり発見。

しかし一匹だけ。

ささっと捕獲して先に進む。

P1020025イワサキクサゼミがうじゃうじゃおる。

もうなんか無造作な感じでおる。手づかみでいっくらでも採れる。

なんでこんなやる気ないムシが生き残っていけるのか不思議や…

宿のちょっと手前でクロミオキナワスズメウリがええ感じにはえとるところを見つけてお目当てカメムシをさらに5匹ゲット。

すばらしい。

今回は楽勝の予感がするよ。

いったん宿に入ってビール飲んで一息。

そのあと再び宿の近辺でムシ探しをすべく外に出る。

Ujauja外で会ってみたかったヨナグニアカアシカタゾウムシを発見。

周りを見回したら話で聞いとった通りうじゃうじゃおる。

もうなんか無造作な感じでおる。手づかみでいっくらでも採れる。

なんでこんなやる気ないムシが生き残っていけるのか不思議や…

昨年から飼育しとるのを見とる限り、このゾウムシは明らかに夜行性である。

昼間は葉っぱにへばりついとるだけやけど、夜にはどんな活動をしとるのか?

そしてこいつらの幼虫はどこで何を食って育っとるのか?

誰か調べてください。

クロミノ…ではない普通のオキナワスズミウリでもお目当てカメムシを発見。

ここまでで11匹ゲット。初日としては十分ですな。

その後も宿の周辺をふらふら。

ムシを探したり、ヨナグニウマとヤギを見て萌えたり、イヌに吠えられたり。

陽が沈みそうでなかなか沈まん。

晴れとったら夕日が美しいんやろうけど残念ながら曇り空。

疲れてきたところで宿に戻ることに。

今回は天候によってはレンタルバイクを利用しようかと思っとったんでレンタカーの予約はしとらん。

でも今日の感じでは徒歩移動でもそれなりに採れそうやし、新たな発見がありそう。

天気が大丈夫なら明日も徒歩にしよかな。

は~、やっぱり南国は良いですなあ。

宿で晩飯食って仮眠。

27時前に目覚めて宿の周りの電灯を見て回る。

お目当てカメムシを16匹ゲット。同属近縁種も2匹ゲット。

他のカメムシがまったくおらんのがちょっと不気味。なんで?

カミキリ系とゾウムシ系がようけおった。

もうなんか今回の目的はほぼ達成しちゃいましたな。

明日からはのんびり観光しよか。