説明した

ますます朝の気温は低く、今日は出勤中の車で暖房いれてしまう。

さて、今日は海外からのお客さんでばたばたするぞ、ということで研究室到着するなりごりごりと動く。

まずはシークエンス反応のPCRをセット。ムシ世話も一気に済ませる。

さらに今日はパルスフィールド電気泳動もせないかんのでゲル作り。ゲル固まるまでの時間にエタ沈殿と昨晩流したシークエンスデータの解析して、電気泳動をセットしに行く。明日の14時まで。

昼飯食ってから洗いもん、シークエンスのスタート。

13時半からお客さんのGRさんにカメムシ共生細菌について説明する。

こちらの土俵にのっけて一気にしゃべりきる、という作戦やったのだが、速攻であちらさんの土俵に引きずり上げられてしまう。オレの話し方がまずかった可能性も多分にあるが、どうも共生微生物とかにはあんまり興味ないのだと思う。ディープな話を準備していなくてよかった。

あちらの土俵というのは昆虫の唾液腺の話。カメムシの唾液腺についていくつか訪ねられたのだが、普段カメムシ解剖するときに唾液腺は見とらんのでほとんど答えられず。"I don't know"で対応。。。

唯一、Mjカメムシには巨大な唾液腺があるのを見たことがある、と言ってみるとえらい食らいついてきてあれこれしゃべり出す。あげく”今すぐ解剖して見せて”と言い出すんで、さっそく解剖して見せる(これは想定外で驚いたが)。で、いろいろ解説してくれたのだがあんまり理解できず、っていうか聞きとれず。まぁとりあえず喜んどったみたいやからよかったとしよう。最後は図鑑見せて、解剖したカメムシ学名教えて終了。

ちなみにこの人かなりのメモ魔のようで、面白いと思ったことはすべて紙切れに書いて胸ポケットに入れていく。上述のカメムシ唾液腺もすぐにスケッチしてポケットに押し込む。ポケットはもう紙切れでいっぱい。

16時からそのGRさんのセミナ。

アブラムシの唾液腺のESTから拾ってきた遺伝子でRNAiやったらアブラムシがうまくエサ食えなくなって死んだ(発現量もちゃんと落ちた)、という内容。しかしその遺伝子配列はデータベース上に似たものがない機能未知のものなので、メカニズムは今のところようわからんとのこと。うーむ・・・って感じ。

アブラムシでもRNAiできた、っていうところに価値があるのかもしれんが、機能未知では締まりませんなあ。

セミナ終わって懇親会の買い出し。

でもって懇親会なのだが、来週月曜の研究室セミナの準備がかなりやばいので、申し訳ないが欠席させてもらう。

パソコン担いで帰宅し、ひたすらにデータ解析。

眠気で頭はたらかんくなるとこまでやって終了。

なんとか間に合うか?