解剖した

昨日から一転、今日は涼しい。

冷房入れるとやや寒い、切るとやや暑い、という気温。

今日もとりあえず昨晩のシークエンスの結果を見る。

あやしいのなし。あかんな、これは。いちおう念のためもうひとまわりだけやって今後の方針を考えるか。

午前のムシ世話を済ませたあと午後からの泳動のためのゲル作り。

昼飯後はまず電気泳動のセットを。今日もポンプがバッファーをなかなか吸い上げてくれずで時間かかるのだが、コツは掴んだ気がする。

チューブの継ぎ目がゆるゆるになってしまっとってかなりやばいな。はよ新しいの買ってくれ。

なんとか泳動スタート。

お次ぎは先日採ったAdカメムシの解剖。こいつは体がでかいんで楽。

外観で腹部がピンクっぽい色やったんで変なムシやな、と思っとったのだが解剖してみるとなんと気管と盲嚢(共生細菌が入っとるところ)がピンクい。この類いのカメムシは普通は白か薄黄緑が多いのだが。この時期の赤くなったミズキの実を吸っているとこうなるんやろか?

まぁそれはさておき盲嚢部を摘出。かなりでかい、今まで見た中ではPjカメムシに匹敵する大きさか。共生細菌もたっぷり入っとることやろう。

で、こいつを1.5mlのチューブの中でぐちゃぐちゃにすりつぶしてからフィルタ(先日工作してたやつ)に通して腸壁などを軽く取り除き、小さいゲルブロックに固める。これをプロテアーゼ処理することでそこそこ高純度な共生細菌ゲノムDNAが準備できるというわけですわ。

あとは適当な制限酵素で処理して上のような電気泳動をするだけ。まぁこれは来週やな。

かなりの量の細菌が採れてた感じなんで二つにわけた方がよかったか、と後悔。

夕方からムシ世話、大腸菌の培養開始、など。

実験系は一通り終了したんで残りはデスクワーク。まずは行動学会の要旨を仕上げてしまい共同研究者に送信。

あとはしばらく放置していた進化学会のスライドなのだが、これは明日からじっくりやりますか、ということでとりあえず帰宅。

自宅戻ってからスライドをちらちら見とると、考察でもうちょっと夢語りしてもよいか、って感じ。

うとうとしてきたんで終了。