キムワイプ

ちょっとまんねりしてきたんで不定期に研究室の用具たちについて書いていきます。

Dsc00349第一号はおなじみキムワイプ。分子系の実験室には必ずあり、用途はかなり広い。

うちの研究室における用途はさらに広い。一般的な用途に加えてムシの飼育にも使われる。飼育容器のフタに使われたり、土流出防止のためにポットの底に敷かれたり。

Mpカメムシの飼育では「おしっこ拭き」に使われている。Mpカメムシの仲間は植物の汁をエサとしているので、おしっこもよく出す(ちなみにこれは無臭)。飼育容器の底に溜まったおしっこを拭くのにキムワイプを使っている。飼っているムシの数が多い時は3日で1箱くらい使うのだが、これは一般的な消費速度に比べるとかなりのハイペースやろう。

大学に居たときはこの「おしっこ拭き」にはトイレットペーパを使っていた(使用目的を考えたのではなく、安かったので)。それを思うとずいぶん贅沢な使い方だ。

学部生時代に教育実習で高校に行ったとき、実験準備室にあるキムワイプで鼻をかんだら、「もったいない」と技官さんに怒られた。あの技官さんはこれを見たらなんと言うのだろうか?